トップメッセージ

代表取締役社長 冨田 幸二

複雑化する社会課題と向き合い
よりよい未来を創造します

代表取締役社長冨田 幸二

サステナビリティ経営の推進

2023 年度からスタートした中期経営計画「Advance 2025」において、当社グループは重点施策のひとつとして「サステナビリティ経営の推進」を掲げました。近年、企業には財務指標などで読み解ける経済的な価値に加えて、地球環境問題や社会課題の解決につながる新たな価値を創造し、貢献することが求められています。このような状況下で、当社グループは、複雑化する社会課題と向き合いながら、事業活動を推進し成長を遂げていく必要があると認識し、日々の事業活動に取り組んでいます。

脱炭素・循環型社会の実現のために

原材料の購入から製品の生産、お客様への納入までの全工程においてCO2排出量の見える化に努め、サプライチェーン全体としての CO2排出量の削減を推進してまいります。また、化学物質による環境負荷を低減させるために、VOC(揮発性有機化合物)対策に配慮した安全・安心な製品への転換を図ります。さらに化石原料への依存度を低減するために、バイオマスを原料とする製品開発を進めています。これらの課題解決に向けては、サステナビリティに対する考え方をサプライヤーと共有し、サプライチェーン全体の活動とすることで、脱炭素や循環型社会の実現に貢献いたします。

「人を大事にする会社」でありたい

お客さまをはじめ、お取引先さま、株主、従業員、地域の皆さまなど、関わるすべての人を尊重し、人を大事にする会社でありたい、信頼される会社であり続けたいと願っています。具体的には、従業員が働きがいのある環境で社会貢献を実感でき、次世代を担う多様な人材が活躍できる組織とするために、従業員と対話する機会を増やし、一人ひとりが成長できるための必要な制度改革に取り組みます。加えて、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、ワークライフバランスの実現、デジタル技術の積極的な導入による生産性の向上などに注力することで、新たな価値創造へとつなげてまいります。また、あらゆるステークホルダーの皆さまとの対話を通して、それぞれとの関わりに応じた適切な協働関係を築き、持続可能な社会の実現を目指します。

よりよい未来の創造に向けて

事業環境の変化に応じたリスク管理や内部統制の構築、コンプライアンスの徹底などにより、コーポレート・ガバナンスの実効性を高め、社会的な責任を果たしてまいります。サステナビリティ経営の推進において大切なことは、広く社会の変化に目を向けて、持続的な成長基盤を堅持しながら、事業を安定的に拡大し、統制のとれた組織として存続していくことです。そして、地球環境問題をはじめとする社会課題への取り組みは、私たちの生存可能性を確保するために不可欠な活動であるという認識を持つことだと考えています。
当社グループは、従業員はもちろんのこと、社会の多くの方々から欠かせない存在として評価されるよう、サステナビリティ経営を実践し、よりよい未来の創造を目指してまいります。